メニュー

血圧が高い

目次

血圧とは?

心臓から血管に送り出される血液の圧力です。
圧力とは力の強さですので血圧が高い方が血管に負担がかかります。

高血圧とは?

健康診断などで血圧が高いと言われたことはありませんか?
高血圧とは文字通り血圧が高い状態のことを言いますが、血圧が常に高い状態が続くと動脈硬化を引き起こしこれが様々な病気の原因となります。

2019年の高血圧治療ガイドラインによると高血圧の基準は

診察時血圧 140/90以上
家庭血圧  135/85以上

とされています。

家庭血圧測定の必要性

「白衣高血圧」と言う言葉を聞かれたことはありますか?
自宅では正常の血圧なのに医療機関で測定すると自宅よりも高くなることをと言います。
当院では自宅での血圧測定をお勧めしております。
もし血圧計がない場合でもドラッグストアやネット通販でも売っていますので一度購入されてはいかがでしょうか。
値段も1万円前後くらいからありますし、毎日使うもので長い間使用できます。

血圧はなぜ高くなるの?

大きく分けて

  1. 原因の特定できない本態性高血圧
  2. 他の疾患が原因で引き起こされる2次性高血圧

に分類されますが、ほとんどの方が生活習慣や遺伝的要因からおこる本態性高血圧であると言われています。
本態性高血圧の要因は塩分の摂取の多さ、喫煙、飲酒、肥満などがあります。
2次性高血圧の要因としては原発性アルドステロン症、薬剤性、睡眠時無呼吸症候群、腎臓、副腎、甲状腺などが原因となることもあります。

どんな症状があるの?

基本的には何もありません、ただし高血圧により血管の動脈硬化が進み心筋梗塞や脳卒中、大動脈解離、慢性腎臓病などの原因になります。

高血圧の治療

主に心臓病、脳卒中の予防のために行います。

食事療法、運動療法
収縮期血圧10mmHg、拡張期血圧5mmHgの低下で脳卒中のリスクを30%、心筋梗塞のリスクを30%減らせるという報告もあります。

① 生活習慣の改善

減塩などの食事療法、運動療法、禁煙、アルコール制限

② 薬物療法

カルシウム拮抗薬

代表薬剤 アムロジピン®、ニフェジピン®など

アンギオテンシン変換酵素阻害薬

代表薬剤:オルメテック®、アジルバ®、ミカルディス®など

ACE阻害薬

代表薬剤 カプトプリル®、レニベース®、エースコール®など

利尿剤

代表薬剤:アルダクトン®、ラシックス®、フルイトラン®、ナトリックス®など

β遮断薬

代表薬剤:メインテート®、アーチスト®など

アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)

代表薬剤:エンレスト®

合剤(2種類以上の薬が合わさった薬剤)

代表薬剤:ユニシア®、ザクラス®、ジルムロ®、ミコンビ®など

③ 2次性高血圧の場合は原疾患の治療

患者さんの背景により治療法も異なります。
一人一人に最適な治療を考えますのでまずはお気軽にご相談ください

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME