花粉症
【目次】
花粉症とは
花粉症は「植物の花粉が目や鼻の粘膜に接触することによりによって引き起こされるアレルギーの総称」です。年々患者数は増加しており2019年の調査では日本人の3人に1人がスギ花粉症であると言われています。
花粉症が起きる原因
花粉症を引き起こす植物は日本では50種類異常あると言われます。ヒノキやスギによる花粉症が多いですが、ブタクサ、シラカンバ、カモガヤなどでも症状が起きます。
特定の花粉(抗原と呼びます)が鼻粘膜に付着し異物として認識されると、体内で花粉に対する抗体が作られます。再度同じ花粉が侵入してきた時に抗原抗体反応として粘膜の肥満細胞という細胞からヒスタミンやロイコトリエンといったアレルギー症状を起こす物質が放出されます。
花粉症の原因の流行期
- 2-4月:スギ・ヒノキ・ハンノキなど
- 春〜秋:イネ
- 秋:ブタクサ・ヨモギなど
花粉症の症状
鼻の症状はくしゃみ・鼻水・鼻詰まりなどが多く、目の症状は目のかゆみ、充血、涙などです。その他には皮膚のかゆみ、のどのかゆみなどもあります。
検査はどのようなものがあるの?
- 問診・鼻鏡
- 鼻汁中好酸球検査
- 血液検査:好酸球や何でアレルギーが出ているかの評価を行います。
【View39】代表的な食物や植物、ペット、ダニやハウスダストなどの代表的なアレルゲンについて一度の採血で39項目調べることができる検査です。
花粉症の治療は
① 症状を抑える治療
- 抗ヒスタミン薬 アレグラ®・クラリチン®・デザレックス®・ビラノア®など
- ロイコトリエン拮抗薬 オノン®・シングレア®
- 漢方薬 小青竜湯など
- 抗ヒスタミン薬やステロイドの点鼻薬(アラミスト®・ナゾネックス®など)
- 点眼薬 アレジオン点眼®、パタノール点眼®など
- 手術療法 鼻の粘膜をレーザーで焼灼する方法です。耳鼻科をご紹介します。
② 花粉症自体を治す治療
- 舌下免疫療法 準備中・・・