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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは

睡眠中に何度も呼吸が止まる、または浅くなる病気です。

医学的には「10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上」起こる状態を指します。

成人男性の3-7%、女性の2-5%で男性に多い病気ですが閉経後に増加し男女差は小さくなります。日本では推定200万人以上の方が罹患されており、潜在者を含めるともっと多いと考えられます。

いびきを主訴に来院されることが多い病気です。ご家族に「睡眠中に呼吸が止まっている」と指摘される場合もあります。

症状

こんな症状はありませんか?当てはまる方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があり検査や受診をおすすめいたします。

  • 大きないびきをかく
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘された
  • 息苦しくて目が覚める
  • 日中の強い眠気、居眠り
  • 朝起きたときの頭痛
  • 睡眠時間は十分なのに体がだるい
  • 熟睡感がない
  • 集中力や記憶力の低下
  • 夜中にトイレに行く
  • 睡眠時無呼吸症候群の原因

① 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)

いびきがおきるメカニズムとしては
寝ている間は気道や舌周囲の筋肉が重力で下に下り気道を狭くします。
狭いスペースを空気が通るので気道粘膜が振動しいびきとなり大きい音がします。

閉塞性睡眠時無呼吸は睡眠時無呼吸症候群のなかで最も多いタイプで約90%の方がこちらに該当します。
原因として一番多いのは肥満です。首周りの脂肪が気道を狭くすることが原因とされています。
扁桃肥大や鼻炎、舌が大きいことなどが関係する場合もあります。アジア人は骨格的に多い傾向にあります。

② 中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

脳から呼吸をするようにという司令がうまく届かないことが原因です。
OSASのように気道が狭くならないのでいびきはかかないことが多いです。

脳卒中、心不全、心房細動、脳腫瘍など神経疾患、原発性(原因が不明)薬剤性などがあります
原因により治療法が変わりますのでまずは原因検索が重要となります。

放置するとどうなる?

日中の眠気が続き、作業効率の低下や交通事故などのりすくがあがります。統計では病気でない方よりも7倍も多いとされています。
日本でもこの病気による交通事故が多発しております。ご自身の安全と共にご家族や周囲の人を巻き込まないためにも、自分は大丈夫と思わないでご相談ください。

また以下のような病気の原因となる場合もあります。

  • 高血圧
  • 心筋梗塞・狭心症
  • 脳梗塞
  • 不整脈
  • 糖尿病
  • 突然死(病気がない人の2.6倍!)

検査や診断について

簡易検査(自宅で可能)

指や鼻にセンサーをつけて1-2日ほど検査を行う、結果により方針を決定(保険適応:検査費用 3割負担で3000円ほど、詳しくはお尋ねください)

精密検査  (中等症の場合)

当院で適切な医療機関をご紹介させていただき終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を行います。

睡眠時無呼吸症候群の重症度分類

睡眠時無呼吸症候群(SAS)はAHIを用いて重症度を判定します。

AHI(無呼吸低呼吸指数)とは
睡眠中に1時間あたりに起こる「無呼吸+低呼吸」の回数を示した指標です。

重症度の分類

重症度 AHI(1時間あたり)
正常 5回未満
軽症 5以上~15未満
中等症 15以上~30未満
重症 30以上

治療方法

生活習慣の改善
  • 体重管理、原料
  • アルコールは睡眠の質を低下させるので控えましょう
  • 横向きで寝る
マウスピース
  • 軽症〜中等症の場合
  • 歯科と連携して作成
CPAP療法(保険適用)
  • 睡眠中にマスクで空気を送り、気道を広げる治療
  • 中等症〜重症で第一選択
  • 継続により症状・合併症リスクが大きく改善

睡眠時無呼吸症候群は、「眠りの質」だけでなく「命の質」に関わる病気です。

いびきや日中の眠気が気になる方は、お気軽にご相談ください。

ご家族からいびきを指摘されたり、熟睡感がなかったり日中の強い眠気などを自覚される方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

当院では携帯型の簡易検査を行います。

通常通り自宅で眠っていただきますが、その際に鼻と指にセンサーをつけて呼吸がない回数や酸素飽和度などを機械で自動測定します。1時間に無呼吸が何回起きているかにより適切な治療を提案いたします。
保険適用で3割負担の方で約3000円程度でできます。

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